●英名:Asatuki,Japanese Chives(ジャパニーズ・チャイブス)
●和名:あさつき(浅葱・浅月)
●学名:Allium schoenoprasum L.(アリウム・スコエノプラスム・エル)
●科名:ユリ科・ネギ属 多年草
●原産地:中国
●主な産地:中国、日本
あさつきはネギの一種で、古くから日本人に親しまれてきた植物。「浅葱(あさつき)」と書くように、葉の色がネギよりも浅い緑色であることからその名が付けられたとされる。日本の伝統色でも淡い緑色を「浅葱(あさぎ)色」という。その色や香りを生かし、汁物や鍋物、その他さまざまな料理の薬味として多く利用されてきた。
あさつきは野菜の中でも栄養価が高く、たんぱく質やビタミン類が多く含まれている。特に若葉には、ビタミンAに変わるカロチンがたくさん含まれている。
「わけぎ」と味も見た目も似ているが、わけぎよりもやや細く、辛みが強い。この辛みのもとは硫化アリルという成分で、加熱し過ぎると消えてしまう。
主に和食の薬味として、葉茎の部分を細かく小口切りにして使われる。
鱗茎(りんけい)*に味噌を付けて食べたり、6月〜7月ごろに花が咲くのでこれを摘み、軽くゆがいておひたしやあえ物、油炒め、てんぷらにして食べることもできる。
※鱗茎…地下茎の周りの肉厚な葉が重なり、球状になったもの。玉ねぎや百合根など。
あさつきはもともと野性の植物だが、現在では「八房あさつき」「鬼あさつき」などの新しい品種もある。種または苗を購入して栽培する。
宿根草*なので夏と冬は根株は残るが地表部は枯れて休眠する。休眠している間は地下部の鱗茎が充実する。収穫期は3月〜初夏までが最適だが、秋の葉も食べられる。種をまく場合は、秋にまくと翌年の春〜秋が収穫期、春にまくと秋〜翌年の春が収穫期となる。夏は病害虫に注意が必要。6月ごろになると花が咲き、7月ごろになると葉が枯れてくる。鱗茎を食べる場合は、葉が枯れてから掘り上げると良い。鱗茎を日陰で乾燥させて貯蔵し、9月に植えつけて増やすこともできる。
※宿根草(しゅっこんそう)とは…一度植えると花が咲いたり実が成った後も植物自体は枯れず、根や株が地下に残り、翌年それからまた花が咲くなどの一定のサイクルで長年生き続ける植物。多年草ともいう。
あさつきとカレー料理は、一見結びつきがないようにも思える。ところがどっこい、あさつきがなくてはならないカレー料理がある。それは「カレーうどん(そば)」である。
日本人が大好きなカレーとうどんの二品が融合された「カレーうどん」は、日本限定ではあるが、立派なカレー料理である。
カレーうどんの簡単な作り方だが、温めたうどん(そば)の麺を丼に入れ、その上から和風だしとカレーのルー(若しくはカレー粉)を混ぜたつゆをかける。トッピングに、あさつき、天かす、ワカメ等、お好みのものをのせて出来上がり。つまりは、いつものうどんにカレーのルーを混ぜただけである。簡単ながらも結構美味しかったりする。カレーを作り過ぎた際は、残ったルーでカレーうどんを作ってみてはいかがだろうか。